兎はどうやって愛を求めるか

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「おちょくるんなら出てってくださいっ」 『ここ、俺の部屋なんだけど。』 「じゃぁ私が出ていきます。」 この人といたらストレス溜まって死にそう。 キッと強く睨み付けドアに向かって歩き出した。 が、強く腕を掴まれ歩くのを阻止される。 顏、近いっ。 「っ…」 『からかって悪かった。 ちゃんと話すから行くな。』 そう言って、さらに距離を縮めて来た。 それでも私は平然を装う 。 「わかった。 行かないからはなし…っ!?」 一瞬、なにが起こったかわからなかった。 頭の中が真っ白になって思考が働かない。 抱きしめられてるってわかるのに、ものすごく時間がかかった。
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