* いつもの朝.

9/13
前へ
/26ページ
次へ
依子はそっと、高也の姿を 脳裏に思い描いた。 栗色の髪は少し長めで、 顔立ちは端正で利発そうだ。 真面目ではあるが、 生真面目ではない。 頭脳明晰でありながら、 どこかズレていたりする。 (外見が華やかだからかな? 生徒会副会長より体育委員長っぽいよね) と、ひそかに依子は 独特の感想(?)を抱いていた。 依子はいつものように、 マイ・ワールドで駆け回っていた。 すると――…
/26ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5人が本棚に入れています
本棚に追加