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明依「まあとりあえず、道を尋ねようかな」
なんだか歩いている人たちは人じゃないような気がして怖いからマトモな人間を探すことにする。
明依(いないなー…変な人ばっか)
そんなことを思い、キョロキョロしながら歩き回っていると、
ドンッ
明依「うあ!ご、ごめんなさい!」
真正面から誰かにぶつかってしまう。
「よそ見してっと危ねーぞー」
ジャンプを読みながら銀髪のその人は言う。
「………(人のこと言えなくね?)」
でも…
この人は人間のようだ。
明依「あの!」
歩き去って行こうとするその人を引き止め、素直に疑問に思っていることを口にする。
明依「ここってどこですか?」
するとその人は振り返り、
「どこって…歌舞伎町だろ。最近の若いのは自分が住んでる町の名前も分からないんですかー?」
。
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