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その日の帰りも、いつも寄るハンバーガ屋で話をした。 「何かさ、優矢君、奈央にばっかり話しかけてたよね。」 と、少し不機嫌そうに話す真里。 「そんなことないよ。真里にだって色々聞いてたりしてたじゃん!」 「そうかな?まっいっか!気にしなくって。」 「そうだよ!あたしは真里に協力するんだからさ!」 「そうだった。頼むよ。」 と、言った瞬間に真里は不敵な笑みを浮かべた。 「何?どうしたの?」 と、聞くと 「ねー、奈央。優矢君と遊ばない?3人だと奈央が余っちゃうから優矢君にも友達誘ってもらってさ!」 「うん。いいけど…前もって言わないと予定とかあるんじゃない?」 「だから、奈央が段取るんだよ!」 「えー?あたしが!」 「そうだよ。だってあたしに協力してくれるんでしょ?」 「するけど、どうやって誘えばいいの?」 「さっき交換したじゃん!」 「交換?あっ!メールでね。」 ということで、あたしは真里に急かされて優矢にメールをすることになった。
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