…02…

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それからしばらく、二人の間には静かな時間が流れた。 公園を行き交う人々や、楽しげに走り回る子供達の話し声や笑い声を… ただ黙って…聞いていた。  『あの子はほんとに…   それで幸福になれんの?』  『……えっ?』 突然、話始めたその人の声にハッと我に返ると、僕はその人を見つめた。  『どんな形にせよ…君があの子の側   に居てあげた方が、亡くなったお兄さんも   安心するんじゃないかな…。   俺がお兄さんだったら、きっと   そう思う気がする…』 その人は僕の方へ振り返ると、真っ直ぐな瞳で僕を見つめた。 ギュッと心をわし掴みにされるような感覚を覚える。  -‘ソンナ綺麗ナ瞳デ        僕ヲ見ナイデ…’-  
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