サラリーマン馬券師の週末

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サラリーマン馬券師の週末

2005年 6月 宝塚記念 前日に、スイープトウショウが2強相手に勝ってしまう可能性を見出だしたシゲだが、まだ自信が持てずにいた。 シゲは、2強と言われているタップとロブロイが好きな馬でもあった。 家から駅へ向かい、駅前の中華料理店で昼飯ついでに軽く競馬談議をしてから電車に乗って府中駅で降り、歩いて競馬場に向かう。いつもの行動パターンである。 東京競馬場には1時過ぎに着いたが、この時期は開催してないので人の波もまばらだが、馬券の売り場前はそこそこ混んでいた。 シゲも早速、午後のレースを楽しむつもりでいたが…。 結局、メインレースまでに負け続けてしまった…。「やんなきゃよかった…。」 後のマツリである。 いよいよ宝塚記念だというのに、それまでの負けでシゲの自信はグラつき、しかもパドックで2強に加え、ハーツやバルクも良く見えてしまう…。 結局シゲは、2強からの3連複と馬単で勝負してしまった。 理由は「好きな馬だし、強いし、人気だから…。」 スイープとハーツは2強の相手に買ってはいるが、スイープからの馬券は買わず何とな~く嫌な予感を持ちつつ、レースを見守った。 レースの結果は、直線で力強い末脚を繰り出したスイープが勝ち、後方待機から追い込んだハーツが2着となって、万馬券になった。 シゲは、ただ呆然と口を開けて立っていたのは言うまでもない。 2010年の宝塚記念もそろそろである。 今年はどのような結果になるのか楽しみにしているが、その検討中に気になる馬がいたら、自分のカンを信じて買ってみようと思っている。
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