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「一日中痛みに耐え続けて目を開け続けるのか?……普通に無理じゃないか?」
デレクはカミルの話を信じてなかった
「大丈夫だ。目には俺が水分を与えておく。それにしばらくしたら痛みで気絶するさ。それより魔眼のことでお前に忠告がある」
カミルは急に真剣な表情になった
「なんだ?」
「魔眼は効果は絶大だが様々な副作用がある。一応説明しておく。いいか?」
「ああ、どのみちもう引き返せないからな」
「分かった。
じゃあ説明する。
通称魔眼とは魔力増幅・強化の眼のことを言う。
効果はその名の通り魔法の威力を尋常じゃないくらい上がる。
だがその分副作用も強大だ。
魔眼の副作用……それは最低でも片目の失明だ。
魔眼を付けた眼は必ず失明する。
魔眼を作る過程を少しでも間違えると最悪命はない。
お前も魔眼の所持者に会ったことがあるはずだ」
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