君は少しも悪くない

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目が覚めたら俺は普通にベッドの上にいた 服もきちんと着てるし 身体も汚くない 昨夜の出来事が夢に思えたけど 鈍く痛む腰が現実であったと伝えている 寝室にはベッドが2つある 彼のと俺の 俺達は別々に寝る。 それが情事後だとしても 俺が我が儘を言ってかなに頼んだんだ 理由は単純明快 …辛かった 弱い俺は、 寝言でもかなの口からあの人の名前なんて聞きたくなかった …まして 愛してる、なんて聞くぐらいなら初めから共に寝たくなどなかった …脆弱で浅ましい俺の心 俺が邪魔者なのに 俺が消えればいいのに …あと少し、あと少しと 消えるタイミングを逃してしまった 「はっ…迷惑なやつ」 自嘲気味に笑い独り言を漏らす 広い部屋に虚しく響いた リビングに出る 彼はたぶんもう仕事に行っているんだろう …同じ家に住んでいるのに、相手の予定もわからないんだな ホントに遠い俺達のキョリ 今日俺はオフだ …何をしよう? 出かける? …外に行きたくない 何か食べようか? …食欲がない じゃぁ誰かに電話する? …今話したらきっと泣いてしまう 俺は何をしたいんだろう もう何日も食事をとってない 最後に眠ったのはいつだ? かな、 俺が君にしてあげられることはもう1つしかないみたいだ 昨日、荒々しく抱かれていた最中に決断した やっと決断できた かな、 邪魔者は消えるね 恋人の役はもうできない 頬に一滴 暖かい雫が伝った 愛してるけど 愛されてない 愛さなければ 愛されてない 食欲がない 眠くならない 強がりたくて 息ができない でも  君は少しも悪くない   ((カナシイダケ)) (かな、) (アイシテルと伝えたかった) (それは) (最後の我が儘) …………………………… 意味不← 裏、ぬるいですねorz 精進します… 曲どりです! まぁ題名からご察しの通りです笑 続きたいな…と←
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