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「ねぇねぇ」
「何何!?何の用ー?」
声でかっ!
こんな近くにいんのに
なんで拡声器使ったぐらいでかい声出すんだよ
「うっさい」
「えー!ひどっ!」
うるさくないよ 何て、その声がでかいんだっつの
「あ!そだ、で何なの?」
「…んふふっ」
にかっと笑ったと思ったら、ちょっと怒って
また楽しそうに笑う
くるくる変わる表情がおもしろくて笑ってしまった
「え?え?何で笑ってんのっ?」
んふふ、笑顔見れて嬉しいんでしょうかね
いつもにまして彼の笑顔もキラッキラ
「あのさー?」
「何何っ?」
「ちゅーしましょ?」
「いいよ!」
はやっ!!!
躊躇も何もなしかよ!
せめて一瞬黙るとかさぁ
なんかあんだろ!?
「いちー?」
俺が悶々としてると
いつもと同じ様で違う、
藍沢さんの声
…なんか、色っぽい
「何で…んん!」
何ですかって言う前に塞がれた俺の唇
「んっ…はっ…」
うわ、深いな。
まぁ俺もベロンチョ様だし、いいけどさ
それにしてもこいつには遠慮っつーもんがないのか?
「…んっ!ちょっ…」
バカ(藍沢)のキスを堪能しながらつらつらと考えていたら
手が服の中にするっと入ってきた…こいつ調子のってんな
「…ん、はっ…やめ…」
「ふふっ」
楽しそうに、艶っぽく笑うあいつにちょっとゾクっとした
…でも
ガリッ
「っ!痛ってー!!」
あんま、調子こいてるみたいだったから
舌を噛んでやった
「ちょ!痛いよ!!
死んだらどーすんのさ!」
「寧ろ死ね」
おバカさんのキスは
大人味
ごちそーさまでした
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