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「ねぇねぇ」
「ん?何?」
優しく笑う紅さん
ヘタレじゃなければもっとモテんだろうな
…まぁ、今も十分過ぎるほどモテてんだろうけど
「ちゅー、しましょ」
「…っえ?」
びくりと固まる紅さん
いいね、その顔
んふふ、紅さんはどんなちゅーすんだろ
「…」
「紅さん?ちゅ…」
「…ムリ」
「…っえ?」
催促してやろうと思ったらまさかの拒絶
何でよ
…俺のこと好き、なんでしょ?
だったら
「…何、で?」
声が震える
…俺、だっせぇな
「…俺、さ」
小さい、小さい声で喋りだした紅さん
「今、いちとキスしたら…多分止まんない。いちを傷、つける」
そんなの嫌なんだ なんて
「いーよ」
「は?」
貴方に抱かれることで傷つくことを恐れているなら
…俺のことが嫌いじゃないなら
「そんなの別に大丈夫」
「だから…さ、キス、しよ?」
「でも、」
「お願い、キス、して?」
「っ…マジ知らねーぞ」
いいよ
俺、貴方に溺れてみたい
右手が俺の髪をかきあげる
左手は腰に廻されて
グッ と近くに引き寄せられる
顔が近づいてきた
唇の前でほんの一瞬止まって
重なった
「んっ…ぁ…ふぁッ…」
激しい口付けに、何も考えらんなくて必死に舌を絡めていた
「あっ…ふン…んぅ…」
どちらのとも分からない唾液が顎を伝う
俺もベロちゅー好きだけど彼はもっと好きみたい
甘い、甘いキスに心も体もドロドロにとろける
うっすら目を開けたら
俺の口内を貪る彼の顔はすごくかっこよくて…
エロかった
キスの後、ぱちっとあった彼の目に息を止めてしまったのは、秘密ね
ヤッターマンのキスは
チョコレート味
ごちそーさまでした
(好みの味は教えないよ)
(んン…ぁんっ)
(いち、可愛すぎ)
(ぁンっ…ちょ、まっ…)
(止まんないって忠告したけど?)
(やっ…あぁぁっ)
……………………………
脳内イメージは
真→オープン変態
慧→ツンデレ乙女
蒼→夜はすごい人
紅→どエロベロンチョ です!スーパー乱文失礼いたしました;△;さぁーて誰が好きだったのか?←
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