その1:えみる様は能力者なのだろうか?

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「…見張りは二人ね、刈っとくか」 工場の入り口付近で男が二人だらけてた。 …それにしてもたまに見かけるがモヒカンってどうなのよ?聖帝軍なの?馬鹿なの?死ぬの? 「と~きは~まさ~に~世紀~末~」 チェロケースを開け斧を“浮かべる”消火栓によく着いてる赤いのだ。 このまま突っ込むし“全部”で良いか“六本”を浮かべ高速で回転させ始める。 「よ~ど~んだ~街~角~で~ぼ~く~ら~は~ん~ん~んん~」 詳しく覚えてなかった。 今度“炎刃”のおっさんに聞いてみよ。 「さて、1つ」 もはや赤い円盤にしか見えない斧を飛ばす。 取り敢えず右からで。 「がひっ!?」 「へっ?…なんっ!?次郎!!?」 さようなら次郎君、そしてさようなら太郎君(仮) 「2っと」 左の太郎君(仮)も平等に刈る。 「こひゅっ!?」 理想は声を出させ無い事なのだが、結局ムズかったりするのだ。 あの程度なら許容範囲だが。 「さてと、扉かなり分厚いな、しかも施錠してるし、中から開けんのか?」 まぁあたしには関係無かったりするのだが。 “六本”の斧をさらに高速回転、音速越えたあたりで扉に突っ込ませる。 「…ホントは堅い物切ると斧の消耗早いんだよな~、スペア山程有るから別に気にならんけどさ~」 凄まじい音を立てながら扉をズタズタにする。 これだけ派手なら全員気付いたかね~? 「こんにちは~神奈川のみんな~皆殺しの時間だよ~!」
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