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「…見張りは二人ね、刈っとくか」
工場の入り口付近で男が二人だらけてた。
…それにしてもたまに見かけるがモヒカンってどうなのよ?聖帝軍なの?馬鹿なの?死ぬの?
「と~きは~まさ~に~世紀~末~」
チェロケースを開け斧を“浮かべる”消火栓によく着いてる赤いのだ。
このまま突っ込むし“全部”で良いか“六本”を浮かべ高速で回転させ始める。
「よ~ど~んだ~街~角~で~ぼ~く~ら~は~ん~ん~んん~」
詳しく覚えてなかった。
今度“炎刃”のおっさんに聞いてみよ。
「さて、1つ」
もはや赤い円盤にしか見えない斧を飛ばす。
取り敢えず右からで。
「がひっ!?」
「へっ?…なんっ!?次郎!!?」
さようなら次郎君、そしてさようなら太郎君(仮)
「2っと」
左の太郎君(仮)も平等に刈る。
「こひゅっ!?」
理想は声を出させ無い事なのだが、結局ムズかったりするのだ。
あの程度なら許容範囲だが。
「さてと、扉かなり分厚いな、しかも施錠してるし、中から開けんのか?」
まぁあたしには関係無かったりするのだが。
“六本”の斧をさらに高速回転、音速越えたあたりで扉に突っ込ませる。
「…ホントは堅い物切ると斧の消耗早いんだよな~、スペア山程有るから別に気にならんけどさ~」
凄まじい音を立てながら扉をズタズタにする。
これだけ派手なら全員気付いたかね~?
「こんにちは~神奈川のみんな~皆殺しの時間だよ~!」
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