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「あぁん?ビビってんのかてめぇ!?」
…ヤバイ。
テンションに着いてけない。
問答無用で行こう。
「がっ!?やってくれんじゃねぇか今のは痛かったぜ?お返しだ!!」
おぉ?今の一撃でほぼ無傷?
実は凄いのか“爆炎激砕竜神王”!?
「ハァァァアァァ!!食らえ!“神王炎殺赤竜破”!!!」
緋炎君が炎を吹き上げ地面が沸騰しマグマと化す。
凄まじい熱気にチンピラ諸君は汗が出ると同時に蒸発している様子だ。
あたし?あたしはそもそも能力で遮断してるし。
まぁそんなわけで緋炎君の正拳突きと共に炎の竜があたしを襲う。
「ヒャッハー!汚物は消毒だ~!」
「緋炎さん流石です!」
「誰も緋炎君には適わないんだよ!」
能力とは基本的には物理法則に従うが応用的には無視する。
ある程度以上の位になると自然に解るし出来る事だ。
「ヒャッハハハハハハハ…ハハ…ハ…は?」
つまりこの程度の熱量なら“重力”で遮断出来る。
そんなわけであたしは無傷。
緋炎君の笑いもそりゃ擦れるだろう。
「これで火遊びは終わり?」
やべあたし今マジカッコ良くね?
「…なん…だと?…」
緋炎君は余程ショックを受けた様でオモロ顔になって呆然としている。
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