0人が本棚に入れています
本棚に追加
「久しぶりねぇフッフール」
「あら、ユウララじゃない!」
そんなばかな。
ふたりは、かたつむりネームで呼びあった。
「あ、安藤くん…じゃないの」
佐久間さんちの奥さんの顔が強ばった、かたつむりだとばれたのがわかったらしい。僕を見て動揺する。
「大丈夫ようフッフール。彼はわたしの知り合いなの」
「いやいや初対面です」
「あらそうなの、若い友人ね」
「佐久間さんまでそんなばかな」
「立ち話もなんだから」
ユウララさんと佐久間さんがアイコンタクトをした。ユウララさんが僕わ佐久間さんちの玄関に押し出した。サンダルの僕は簡単に傾いて佐久間さんちに。あ、お邪魔します、
「いきなりなんですか!」
「…まずいわね」
「これはかたつむり界の大問題よ」
「彼しかいないわ」
「…まだ子供じゃない」
「なんか深刻そうな話はやめてください!」
かたつむり界…だと…怖すぎる。
最初のコメントを投稿しよう!