想い-オモイ-

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新学期始めの授業もそろそろ始まろうとしていた。 俺の頭には、優芽ちゃんの事しかなくて、早く仮入部の時間が来ないか、なんて餓鬼っぽい事ばかりを考えていた。 そう思えば思うほど授業は長く感じてしまうこの相対性理論-… その時ふと窓の外を見上げた。 入道雲がモクモクと真っ青な大空に漂っていて…。 俺の心のモヤモヤに似ている。 好きという気持ちはわかったのに、それを信じたくない自分。 こんな俺が好きになったらあの子が迷惑じゃないかって思ってしまうこの罪悪感。 それでも自分の想いは無駄にしたくない。 なんか、もうグチャグチャ。 それはまるで真っ青な空に飛び交うひこうき雲のように。 まだあまり話した事すらないのにこんなに悩む俺って可笑しいよな-… それだけ俺って本気な恋愛してないんだな。 つくづく考えさせられてしまった。
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