想い-オモイ-

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3Bに入ったら担任の女教師である松尾がいた。 こっちを睨んでいるのが目を合わせなくても分かる。 何か言ってくるかと思いきや何も言って来なかった。 義務教育じゃねーしな。 すぐにミーティングが始まった。 黒板に風弥がでかでかと書いていく。 ゙部長  成瀬風弥" 副部長 霧山涼和 一応俺達は部の責任者として、こういうミーティングでは前に立たなくてはいけない。 面倒臭いが、結構やりがいがある。 こんな役目は性に合わないが… 仮入部者は結構たくさんいた。 現在の部員でもおよそ30人程度だ。 仮入部者は15人程度いる。 全員入ったとしても、学園祭などの学校行事で華を飾れるのは、選抜3組程度だから競争率がまた大変となるのが予想される。 ちなみに俺達も2年の学園祭が初めて選ばれた年だった。 風弥が慣れた口調で言った。 「本入部を考えてるコはこの紙にクラスと名前書いて-!」 その紙が回された。
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