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今日は入学式-。
希望に満ちた目で入学を待ち望む新1年生。
それと共に、進級していく新2、3年生。
俺はその中の一人。
新3年生となった俺は、高校生活最後となる。
そして、また受験生となった。
新1年生への淡い期待と、入学式への憂鬱感、そして、新しいクラスへの緊張と共に俺は高校へと向かっている。
怠さを抱えながらも、交差点で信号を待っていると、母親と共に眩しい笑顔で真新しい制服に身を包んだ少女が居た。
-同じ高校の制服だ。
後輩であることはすぐにわかった。
どことなくあどけない笑顔に俺は見入っていた。
信号が青になったのに気付いたのは、その少女が行ってしまうのに気付いた時。
恥ずかしくなった。
-イケない。俺としたことが。
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