One less lonely girl

出逢い-ﾃﾞｱｲ-

そして、あの子の事を俺は見失わないように目で追っていた。

次々と新入生の名前が呼ばれて行く中、あの子の番がやって来た。

『ハルカワユメ』と呼ばれたのが分かった。

-ユメちゃんか、今度話し掛けてみよ。

ユメちゃんへの期待を抱かせて俺は、長い式の終わりを待ち侘びる。

式終了後、俺はやけに上機嫌だと風弥に言われた。