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「その依頼、引き受けさせてください」
だって、私も浜口さんは顔で売れる人ではいてほしくないと思っていたから。
寂しそうな顔をしたまま、鈴木さんは私に聞きました。
「本当にいいんですか?声優さんですし、売れているし、ドラマの全体的な練習を見て貰おうと思っていたんですが…サブ監督って形で。」
…それ目的ですか?ちょっとショック………。
「う~…ん、あの、全体的な練習を見てあげる予定が簡単には作れなくても彼だけなら、簡単に作れると思うんですけれど。」
私は真剣だ。鈴木さんは、「それでも結構です。」と言ってくれた。
私は後日会う約束をして鈴木さんと別れた。絶対彼を高視聴率王にしてやると、意気込みながら。
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