神薙 暁 -カンナギ アキ-

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わたしの左胸には 生まれた時から痣があった。 薄く青みがかった、ぶつけたような小さな痣。 その痣はとりとめもないただの痣だったが 徐々に形づくっていることに わたしは少しずつ気づいてきた。 それはごく最近のこと。  
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