如月 楽

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時は遡る。 ある町に城北高校という高校があった。 日本でも一番不良が集まる世間一般的にクズと呼ばれる学校。 そこに転校生がやってきた。 キーンコーンカンコーン 学校のチャイムが鳴る。 教室内はもう落書きやら、窓ガラスが割れてたり、机なんか人数に対して絶対少ない数だった。 担任が挨拶しても、全員がシカト状態。 ワイワイガヤガヤしてて声なんか聞こえる状態ではない。 担任がでっかい声で叫ぶ。 『今日は転校生が来てる』 その声を聞いた瞬間周りは一気に静かになった。 『入ってきて』 教室のドアが開く 入ってきたのは背は180くらいにでかく髪は短くツンツンになっているが、制服をビシッと着ていていかにも真面目君が入ってきた。 『今日から2年B組の仲間になる如月 楽(キサラギ ガク)君だ仲良くしてくれな』 と担任は楽を紹介して教室を出て行ってしまった。 教室がシーンとなる。 一人の生徒が口を開いた。 『おい、てめぇ自己紹介くらいしろや!!』 楽はそれにうなずく 『ええ、如月楽です。親の仕事の都合で引っ越してきました。趣味は読書、音楽観賞です。どうぞ宜しくお願いします。』
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