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「はいはい…それより、早く行かないと。阿部ちゃんなんて食べ終わってさっさと行っちゃったよ?」 「えぇ~!?あ…ヤバいね。着替えしてないし…。もう行こっか」 慌てて牛乳を流し込み、食器を下膳コーナーへ持って行く。 「おばちゃんご馳走さま~」 「はぁい」 食堂のおばちゃんたちが気持ちの良い笑顔で見送ってくれる。 なんだか良い一日になりそう。 「じゃ花菜、後でね~」 「うん、ところでレポート書いた?」 「…あっ…忘れた」 「今日居残りさせられなきゃいいね…」 花菜はニヤッと笑って、自分の部屋に消えて行った。 「ヤバ…い。岡田先生に怒られる…」 .
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