キョゼツ

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             「…なぁ、郁」 「…ん?」 「郁は……俺と友達で良かった?楽しかった?」 「……。勿論だよ」 「そ、っか…。もう戻れねぇかな、友達にはなれねぇかな…」 「………ゴメン」 「……っ、そか。うん。ありがと、な…今まで」 いつもならそこで泣いてるけどやっぱ変な意地というかプライドというかがあって自分から避けるようにして帰りました。 なんで、ただ女の子が好きなだけなのに。どうして。 ずっと考えながら家で思いっきり泣きました。 ずっと信じてた。楽しかった相方みたいな奴なのに、こんなんで終わるだなんて。             
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