―幸セデス―

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骸はこの十年間、六道眼の力で、実験による自分の体の負担と、自分の力の制御を同時にしていた…… そして、十年経った今、骸の力は失われた…… 耳も聴こえなくなり、それと共に目と口が使えなくなった…… ただ感じるのは感覚だけ…… それだけの力しか残っていないのに、彼は僕に……
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