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「お前……聖也達の……」
1on1で才多が感じていたのは勘違いなどではなかった。
彼女は観察し、それを実行できる。
それはもう、マネージャーではなく一人の選手として確立された特技だ。
「私が先輩達の真似をしている事を、言わないで下さい」
その言葉で才多は合点がいった。
美和はドリブルからシュートまでの動きで見抜かれたと思ったのだ。
4人と一緒にいる才多なら、真似をしている事が分かると。
そう勘違いしたのだ。
しかしそれでも才多の中に疑問は残った。
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