《STORY.1》

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「女性がそんな事するものじゃありませんよ。 するにしても、私などではなくボーイフレンドにでもして下さい」 響夜は色々な酒をシェーカーに入れながら呟く。 「マスターはお固いなぁー。 それに彼氏がいたらこんな所に来ませんよーだ!」 明美は響夜に口をイーッとしながら拗ねていた。 「あらあら。そんなにお綺麗なのに」 響夜は苦笑いしながら答える。 だが、確かに明美と呼ばれる女性は顔は整い、鼻筋もスッと伸びている。 髪は品の良い茶髪でスタイルも悪くない。 「お世辞はいいよー。 なんならマスターが付き合ってくれる?」 明美も満更ではないように答え、ニヤニヤしながらマスターに問いかける。
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