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「茶化さないで下さいよ。
私などまだまだです。
さぁ、出来ましたよ」
響夜はあっさりと断り、明美の前にカクテルを置く。
「ちぇっ...割と本気だったのに.....」
「はい?何か言われましたか?」
「何も言ってません!
お酒ご馳走様です!!」
明美はフンッとマスターからそっぽを向けてしまった。
響夜も何が何だかわからずに「そうですか...」と小さく呟くだけだった。
「あーっ、もう!マスター!
早く今日の《お話》聞かせて!」
明美はカクテルを一気に飲み干し、響夜にせがむ。
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