《STORY.1》

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「茶化さないで下さいよ。 私などまだまだです。 さぁ、出来ましたよ」 響夜はあっさりと断り、明美の前にカクテルを置く。 「ちぇっ...割と本気だったのに.....」 「はい?何か言われましたか?」 「何も言ってません! お酒ご馳走様です!!」 明美はフンッとマスターからそっぽを向けてしまった。 響夜も何が何だかわからずに「そうですか...」と小さく呟くだけだった。 「あーっ、もう!マスター! 早く今日の《お話》聞かせて!」 明美はカクテルを一気に飲み干し、響夜にせがむ。
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