《STORY.1》

6/6
前へ
/6ページ
次へ
彼女が彼と出会ったのはあるクラブでのことでした…… 「ねぇ、雪。今度クラブ行こうよ」 そう口火を切ったのは茶髪でスラッと背が高く、顔は整いどこかのモデルのような女性だった。 「え~。私、ああいう雰囲気苦手なんだよね」 もう一方は、返したのは大人しそうな黒髪。 だが、顔は可愛いらしく、お嬢様のようなフワフワとした感じを醸し出した女性だった。 名前はどうやら雪と言うらしい。 「いいじゃん。何か予定でもあるの?」 「う~ん...実は友達と約束があるんだよね... 美夏は彼氏とは遊ばないの?」 雪は誘いを断るべく、話題をそらそうとした。 「あ~...私はダメ。 あいつ、つまんないから降っちゃった。 だから行こう?何なら、友達も連れて来れば?」 だが、話はそれずに結局は雪は誘われる形となってしまった。
/6ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加