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キーシュは闇の精霊の血を飲もうと、傷口に口を近付けていた 「よせ!キーシュ!やめろ!!!」 ジークが叫び、クレア達が止めようと急いで近寄ろうとしたが、すでにキーシュは口にしてしまい、闇の精霊はニヤっと笑みを浮かべた 「契約成立…ククク…」 闇の精霊がキーシュの体に入った瞬間、濃い、深い黒…不思議な光がキーシュの体から発せられた 「キーシュ!」 カイルが近付こうとしたが、 「よせ!危ない!」 と、ジークに肩を掴まれて止められてしまった 光は収まり、キーシュの姿が見えてきた 「キー…」「この体…なかなか良い…気に入った!」 キーシュじゃ…ない… 中では闇が渦舞いている穴に入ろうとするキーシュを呼び止めるように叫ぶ 「キーシュ!キーシュ!!」 すると、キーシュはこちらを振り向き、ふいに正気に戻った
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