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「…かっはぁ…っふ」
死にたくない…
銃を持つ手がガクガクと震える
その震えを抑えるために左手を添えるが止まる気配が一向にない
気を抜けばその場に崩れ落ちそうになる
しだいに涙が溢れ出して来た
「…っうっくっ…」
銃口をくわえながら青年は願う
頼む!来ないでくれ!…と
しかし青年の願いは虚しく足音は段々近づいてくる
嫌だ…
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だっ…!!!
思考が停止したように何も考えられない
青年は極限状態に追い込まれる
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