プロローグ:人生の終わりの始まり

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「……はぁ……はぁはぁ……んはぁ……」 ……んーと、疲れた……。 なんでかって? そりゃあ……さっきから自分で出せる最高速度で走り続けているんだもの……。 例えば俺がメロスだったら半日で村について半日でセリヌンティウスを釈放出来る速度……とは行かないが多分、今の俺なら出来る!! え? メロスも半日だって? そこは空気読めって! じゃあなんで走ってるって? 別に鍛えてるわけじゃ無いぞ! ロードワークじゃ無いぞ!! ボクシングじゃ有るまいし……。 そりゃあ……ねぇ……小さき頃は一歩に憧れて毎日走ったり、壁に向かってシャドウボクシングしたり、 デンプシーロールを練習したりしてました! 鍛えていれば刃牙の様になれると思っていた頃もありました! え? 良いから早く教えろって? まぁまぁもう少し俺の話しに付き合えって! ったく! しょうがねぇな! 言うぞ! 言ってしまうぞ! だって自分よりも数十倍大きい化け物に追いかけられてるんだもの
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