プロローグ:人生の終わりの始まり

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と言う訳にも行かないので、 俺の名前はアラン=レイトだ! 髪は黒で瞳も黒。 髪型はボサボサの天パー。 身長は170前後。 一応だが戦士。 ……それくらいかな? んで、今何をしているかと言うと…。 はい、戦争です んで、この戦いの相手は…── はい、魔王軍です。 それに、おそらく魔王軍の全勢力だと俺は思う。 なぜなら、 これが人間界魔王軍最後の砦、『シュヴァルツ城』に攻め行ってますから。 で、今はそのシュヴァルツ城に攻める前の一時と言う訳だ。 なぜ攻めないと言うと、 肝心の勇者様が到着しないのだ。 勇者様がこの戦いの総司令であり大将であるからして兵士達は無用な手出しは出来ない。 だから今は攻める事は出来ない。 あ、ちなみにこれ、 初陣ね。 俺の初舞台ね。 つまり、これが意味する事は…、 はい、死です。 その時、静寂を破り入って来た人物は、息を切らせ目は、もうこの世の終わりを見てきたかのような目をしていた。 そして、大声で叫んだ。 「魔王軍が急速でこちらの軍に向かっています!!」 ……絶望である。
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