1 親友

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私はそんな夏美を見送って、和喜の所へ向かった。 廊下を小走りで通りながら、和喜のクラスまで行く。 クラスの入口で、携帯を片手に、もう片方をポッケに入れて、壁に寄りかかる和喜が見えた。 「和喜!」 「あ、由紀!おせぇよ」 「ごめんね?」 すぐに笑いが起きて、和喜に片方の腕を肩に回されて近づく。 こうされると緊張してしまう。 .
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