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三年間、夜になると写真を見ながら毎日祈った。
正座した膝の上に、長い紐が付いた子供の握りこぶし程の大きさの巾着袋を乗せていた。
中には灰になった小さな骨の欠片が一つだけ。
それが終わると、巾着袋を首に掛け、抱きしめて目を閉じた。
浅い眠りの中でも夢は見ない。
随分前から深く眠れなくなった。
次の日に、隙間から差し込む太陽の光りで起き上がっても、何も変わりはしない。
祈る以外に出来る事はない。
けれど願いは通じる事が無く、4年目の朝、神様などいないのだと、祈るのをやめた。
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