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洗い物をしている俺背中にいつもの無表情でくっつく優真、多分なついてくれているのだろう。
手のかかる子供を持った母親の様な気分だ、両親は死んでしまって気分が似ているのかもわからないが。
俺「優真、帰って来たら?」
優真「あ…、うがらい」
正解はうがいと手洗いだ、洗いかけのお箸をばら蒔いてしまった。
俺「うがい、手洗いね?」
優真「わかった」
お母さんの事が気になった、死んだ理由も思い出したはずなのに忘れてしまった。
無理に思い出そうとすれは頭が痛くなる、それだけは覚えている。
優歌「餃子は白菜派ですか?それともキャベツ派ですか?」
優歌から唐突な質問が来た、餃子は家庭によって入れる物が違う場合がある。
白菜やキャベツがほとんどだが、そういった野菜はニラしか入れない家庭もある。
俺「一応白菜だよ、ラーメン屋をやってる叔父さんの直伝だ」
優歌「植物は苦手なので心構えが必要なんです、白菜はまだ大丈夫…」
色の濃い野菜は細かく切らないと食べてくれない優歌、肉や魚に至っては形がはっきりしている物は食べないのだ。
3人とは違って地球の食べ物は合わないらしい、基本的に穀物を食べている。
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