『雲の上の…』

2/5
6人が本棚に入れています
本棚に追加
/5ページ
「ぬぅぉぉぉぉっ!!」 叫び声をあげながら、僕は走っていた。 そんな僕の少し前を、涼しい顔で走っているやつがいる。 (くっそ!縮まらねぇ!!) そいつは無表情のまま、ゴールテープを切った。 そして、こっちをチラッと見て、何事もなかったかのように友達と談笑を始める… (チクショ~!!天野のヤロ~!!) 僕は、ゼェゼェと荒い息を整えることも忘れ、『そいつ』を睨んでいた…
/5ページ

最初のコメントを投稿しよう!