第1章~夕陽の見える丘~

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(まだ夕陽の見えない時刻。 丘にやってきたミャールとリオナ) セイ 「うわ…。本当にきやがった」 ミャール 「約束したんですもの。当たり前よ」 セイ 「別に約束なんてした覚えはないけど」 リオナ 「少しはその生意気な態度、 なんとかなりませんかね」 ミャール 「まぁまぁ。 リオナ、落ち着きなさいな。 言い争いがしたくて 来ている訳ではないのですから」 リオナ 「ごめんなさいです…」 セイ 「何しに来たわけ? 俺に何か用が あるようにも見えないけど」 ミャール 「あなたと仲良くなりに」 セイ 「俺と? なんであんたと俺が 仲良くならなきゃいけないんだよ」 ミャール 「そうね…。 似てるから…かしら」 リオナ 「何を言ってるんですか! ミャール様とこんな小僧、 これっぽっちも似てませんよ!」
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