第1章~夕陽の見える丘~

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ミャール 「そんなことないわ。 本当に似ているのよ」 セイ 「似てねえよ。 じゃあその似てるとこ、言ってみろよ」 ミャール 「…。温もりを知り、 人にも慕われている。 だけど心は…とても孤独」 セイ 「………。なんでそう思う?」 ミャール 「瞳が…私とあなたの瞳が、 同じ輝き方をしているから」 セイ 「………。 あんた名前は?」 ミャール 「ミャールよ。 あなたのお名前は?」 セイ 「セイだ。セイ・カールック。 ここへは花を摘みにきてる」 ミャール 「お花を?どうして…?」 セイ 「見舞いだよ。 オレのこと、1人の人間として 認めてくれてる奴のな」 ミャール 「私も 一緒に行ってはいけないかしら?」 セイ 「別にいいよ。 あんたなら、信用できる」 リオナ 「私も行きますよ!」 セイ 「言わなくてもわかってる」
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