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「幻といえば、昨日幻影の魔術師がでたみたいね」
「僕も昨日父上から聞いたよ。なんでも、ザキト家に現れたそうだね」
「俺も親父から聞いたよ…ザキト家といったら中貴族だったが黒い噂が絶えない貴族だったんだよ」
「幻影の魔術師っていい人なのかな?悪い貴族からしか盗まないって僕聞いたよ」
「どうでしょう…私たちが生まれるもっと前にはいろいろと悪いことをしていたと父さんから私は聞きましたよ。」
「そうなんだよな。でもさ俺が思うに幻影の魔術師は時代ごとに変わってる気がするんだよ」
「!・・・・・どうしてそう思ったのですか?」
「俺さ幻影の魔術師について調べたことあるんだよ。そん時に面白いこと見つけたんだ」
「なによ、面白い事って?」
「幻影の魔術師が犯行におよぶ期間の長さだ!!」
「長さ?それは具体的にどんなことなんだい?僕たちにもわかるように説明してくれないかい」
「わかってるって。まず幻影の魔術師と名乗る怪盗が現れた時は大体2週間に1回くらいのペースで盗んでいたんだ。そん時には、人も殺したりしてたんだ。しかしある日を境に犯行がぷつりときれたんだ。」
「きれたって、どれくらいきれたの?」
「約1年だ!!それからまた幻影の魔術師が現れたんだが、むやみに人は殺さなくなったんだ。それに狙いが少し変わっていたんだ」
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