*精霊さんは蝶々*

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○月@日 曇り アザルト城は最早目前。大陸統一の日も近いかも知れない。ライブラざまぁ。 俺はといえば先日の戦で左腕が吹っ飛んだのでメリーメリー将軍にくっつけてもらって現在リハビリ中。 戦場に向かえないというのはあまりに歯痒い。俺の無力をまざまざと知らされるようで…駄目だ、マイナス思考に向かってる。 せめて練兵場にくらいは行っておこうと城をうろついていたら泣きそうになりながら(顔は見えなかったけど声が完全に半泣きだった)ベッドの在処を聞いて回る上司に遭遇した。こいつの部下やめたい。 何でも葡萄の植樹から帰ってきたら部屋からベッドが消えていたらしい。 棺桶で寝ていなかったという事実に驚愕を禁じ得ない。 …ってかベッドなんか盗んでどうするんだろう。フェルト様の虐めだろうか。 …有り得ない話じゃないな。 そうだとすると今頃ベッドはきっと次元の果てにあるだろう。南無。 左腕はまだ思うように動かない。 まだまだ戦線復帰は難しそうだ。 …くそっ。 眠れそうにないので上司に献上する予定だったクロノスを飲んで寝ようと思う。 【ベッド騒動に派手に吹いたので← そして多忙で満足に英雄出来なくて涙目】
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