第一話 二人の放課後

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「きたきた~!あたしいつもここにくるとこのパフェ食べるんだよ。」 琴美はまるで欲しい物を貰った子供のようにはしゃぐとスプーンですくいパクリと食べた。 「はぅ~~~。やっぱりここのパフェはうまいな。遥も食べてみる?」 「んっ、ありがと。」 私は琴美がさしだしてきた生クリームたっぷりのスプーンを食べた。 たしかにおいしかった。 なんというかパフェ自体がおいしいというか中に入っているフルーツなどが新鮮さにあふれていてとても深みのある味をだしている。 「たしかにおいしい!琴美もチョコバナナドリンク飲んでみる?かなりおいしいよ~。」 「じゃあ一口・・・。(ゴクリ)お~このドリンクも中々いい味してる~!。今度あたしのお兄ちゃんと来たとき紹介してみようかな。」 「へぇ~琴美ってお兄さんいるんだ。いったいどんな人?」 「まぁあたしの一つ年上で三年生なんだけど・・・・・・立花久志って知ってる?」 「え~と・・・・・・ごめん聞いたことない。なんかやってるのお兄さん?」
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