限りない地獄

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教室の前で立ち止まる。 ドアを開ける。 コンッ 頭に黒板消しが落ちる。 随分と古典的だw だけど教室に入る前に、黒板消しを浴びるのは責務なのだ。 責務をこなさなかったら、それなりの"責任"を負わせられる。 そして… イジメっこの"森田"が出てきた。 身長が大きくて、威圧感がある。 だけどそこまで筋肉は無い。 「よ」 頭を本気で叩かれる。 平手だけど、もう頭は真っ赤だ。 「ささ、恒例の行きましょうかー!」 森田は俺の背負いカバンを持ち、後ろに投げ捨てる。 しかも、しっかり中身が落ちるように。 周りは笑う。 そして後ろでギャハハハと笑う、ボスザルがいた。 "石井"
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