0人が本棚に入れています
本棚に追加
/5ページ
-1005.0215.旧チベット上空-
ビィー
サイレンが鳴り響き、出撃準備が始まった
LSDの換装はすでに終えてる
アズサはスーツのロックをし、ヘルメットを被った。そして、首もとに2本の注射針が刺さり、劇薬が注入される。
1分だけの激痛。しかしその痛みは30分続いたように感じた。
(痛みに耐えれば、楽しい事が出来る。)
そう言い聞かせながらアズサは激痛から耐えた。
やがて母船のデッキが開き、巨人が現れる。腰、背中に固定具がセットされておりその他は空にさらされている。
作戦開始のカウントダウンは迫ってゆく
-1010-
「DW05!L.S.D.!行くよ!」
バゴン!
母船と繋がっていた固定具が外され、完全に自由になった。
「エンゲージ!」
バシュバシュバシュバシュ…
背中の長距離ビームライフル砲を構え10発連続して撃った。敵地上部隊とは10km離れている。その根拠はレーダーと現在の高度から導き出した。発射したビームは8発、戦車に当たっていた。
そのまま、爆発的な加速度で近づき、長距離ビームライフル砲で攻撃し、更に距離を詰めていった。敵機がモニター越しに確認すると、アズサは顔をにやけながら言った。
「見ーつけた」
この間、約30台の戦車が蒸発したような穴が空いていた
最初のコメントを投稿しよう!