序戦

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-1005.0215.旧チベット上空- ビィー サイレンが鳴り響き、出撃準備が始まった LSDの換装はすでに終えてる アズサはスーツのロックをし、ヘルメットを被った。そして、首もとに2本の注射針が刺さり、劇薬が注入される。 1分だけの激痛。しかしその痛みは30分続いたように感じた。 (痛みに耐えれば、楽しい事が出来る。) そう言い聞かせながらアズサは激痛から耐えた。 やがて母船のデッキが開き、巨人が現れる。腰、背中に固定具がセットされておりその他は空にさらされている。 作戦開始のカウントダウンは迫ってゆく -1010- 「DW05!L.S.D.!行くよ!」 バゴン! 母船と繋がっていた固定具が外され、完全に自由になった。 「エンゲージ!」 バシュバシュバシュバシュ… 背中の長距離ビームライフル砲を構え10発連続して撃った。敵地上部隊とは10km離れている。その根拠はレーダーと現在の高度から導き出した。発射したビームは8発、戦車に当たっていた。 そのまま、爆発的な加速度で近づき、長距離ビームライフル砲で攻撃し、更に距離を詰めていった。敵機がモニター越しに確認すると、アズサは顔をにやけながら言った。 「見ーつけた」 この間、約30台の戦車が蒸発したような穴が空いていた
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