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「おーい。メタ爺、いるか~?」
「うっちゃしぃわい、ちゃんと聞こえるわ!」
音子が大声をあげた瞬間、ガレキの向こうから声が聞こえた。
音子は声のした方へ向かう。
そこには、ガレキから拾って来たであろうガラクタを加工する怪しげな老人がいた。
「よう、来てやったぜ、メタ爺。」
「なんじゃお前さんかい、こんな所へ何のようじゃ。」
彼の名はメタル。
通称、メタ爺。
本名、年齢、国籍、その他諸々不明の老人である。
分かっているのは、彼がスクラップ置き場を経営し、ガラクタを使って何かろくでもない物を作っているということ。
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