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ビルの裏口が木で出来ているはずがありません。
それに、この扉はまるでどこからか拾ってきて取って付けたかのように汚い扉でした。
しかし、ここまで来ては開けるしかありません。
というか開けないと物語が進みませんね。
扉の取っ手を回し、中に向かって扉を開けました。
扉のなかはとても狭く、学校の教室ほどのスペースしかありません。
どうやらビルの建設ミスでできた隙間のようです。
その証拠に、周りの壁はオフィスビルのはずなのに窓が一つも見あたりません。
そのおかげで、ここは誰にも見つからない特別な空間になっているのでしょう。
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