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「暇だなぁ~」
この物語の主人公、海東 音子はあからさまに退屈していた。
ここはイギリスのロンドンのオフィス街の中心。
一歩外へ踏み出せば仕事に追われた会社員の渦に飲み込まれる。
しかし、彼にはそんな物は関係なかった。
彼は定職には就いてはおらず、彼がいるこの場所もオフィス街の中心とは言ったもののビルに囲まれ、人がギリギリ通れるか通れないか分からないほど狭い路地裏を抜けなければならない閉ざされた空間だ。
しかし、そんな彼にも仕事がある。
それは・・・・・・
「おっ♪」
新聞を見ていた音子の目が輝いた。
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