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「はい。服ぬいで」
こくんとうなずいて、僕をちらちら見ながらTシャツを脱いだ。
改めてみると、じゅんすの体はあざだらけで、ちっちゃな体で1人で耐えてたと思うと、胸がぎゅっと締め付けられた。
消毒液をガーゼにつけて、傷口を拭っていくと、
目をぎゅっと閉じて痛みを耐えてるじゅんすが目に入った。
痛いよね。こんなに傷だらけだもん。
「ごめんね。もうすぐ終わるからね?」
そんな僕にじゅんすは
「へへっ、大丈夫だよひょん。」
ばか。こんなときまで強がって笑わなくてもいいんだよ?
ジェジュンは、じゅんすの頭を撫でながら体全身の傷口を拭った。
あざになってるところには湿布をはって、早く治りますようにってお祈りもした。
「よし。じゅんちゃん。終わったよ…あれ?」
腕の中にいるじゅんすはスースーと寝息をたてて寝ていた。
相当疲れてたのかな。
僕だって、毎日殴られていたら精神的にも身体的にも疲れ切ってしまうと思う。
しかも、好きな人に。
「僕が守ってあげなきゃ。」
そう。自分がまもってあげなきゃじゅんすが壊れてしまうから。
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