問題編1

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9月24日 黒田宅の電話が鳴った。 「はい、もしもし」 黒田の母親が電話に出た。 黒田は、自分には関係ないと思いリビングのソファの上でごろごろと寝転がっていた。 「あら、銀次に」 母親の明子はそう言うと、電話を黒田に渡した。 黒田はめんどくさそうに電話を受け取る。 「はい、銀次」 黒田は電話を耳から少し離した状態で話し出した。
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