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これ以上話をするのも面倒で、グラスに口を付ける口の中に広がる味に、喉を熱くするアルコール。結構自分好みの味だから、ボトルで買うことが決定。
まぁ、それからは閉店間際まで気ままにお酒を飲んだ。かなりイケメンホストにちょっかいを出されたけど、その度にバーテンくんが注意してた。
僕はと言えば、美味しいお酒を気が済むまで味わって、絡んできたら適当にあしらい続けた。それでもめげなかったイケメンホストはある意味で凄いと思う。いくら鈍い人だって、あそこまでされれば分かるものだと思うんだけどさ。
そんな事を思いながら、僕はバーを後にした。ドアを潜り抜けて朝日に沈む街は、お酒で火照った体をゆっくりと冷ましていった。
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