一限目
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私は担任の表情が嫌いだ。 感情の
籠
(
こも
)
っていない目と、なにかを言いたげに少し尖らせた分厚い唇にいつだって嫌悪感を覚え、虫酸が走る。 ゆっくりと近付いてくる担任。 担任はいきなり『口だけ』でニッと笑い、警戒していた私が席に着いたまま机の上で抱えていた学生鞄を勢いよく取り上げた。 担任はすかさずその中に手を突っ込み、ラッピングしてあるストラップを取り出した。 「…やめて!」 すぐに叫んだが遅かった。
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