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学校。
朝の会
「ねぇねぇ、ニュース見た?」
「見たー!すげくない?!氷作っちゃったよ!」
「あーあ、かき氷作ってほしーなー」
・・・とまぁ、先生の話は無視。
生徒は朝のニュースにしか興味を持っていない。
のは、他のクラスの話であって、うちのクラス。
「えー皆、プリント配るぞー」
先生はスーツにネクタイ、足先が尖ったビジネスシューズの見た目普通の先生がうちのクラスの先生。
でも、先生は・・・
先生はプリントを配ると言って、テキトーにプリントを上に投げた。
するとプリントは独りでに皆の机の上に飛んできた。
先生は能力者だ。
自分の指紋がついたものを自在に操る能力。
先生は免許スルーで学校に受かった、まさに今の世の中の恩恵の塊のような人だ。
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